資料請求掲載のご依頼

架電数・接続数・商談数を分けて見る指標の作り方

Callforceのサービス紹介
よりひと今月の架電数、先月より増えてるのに商談が全然増えなくて、正直どう報告したらいいか分からないんですよね。
ユウト電話DXラボ編集部それ、あるあるです。架電数だけ見てると、何が起きてるのか分からなくなるんですよ。
よりひとえ、でも架電数が多いのっていいことじゃないんですか?
ユウト電話DXラボ編集部架電数はスタートラインでしかないんです。そこから接続数、商談数って分けて見ないと、どこで詰まってるか分からないんですよね。
よりひと分けて見るって、具体的にどうやるんですか。
ユウト電話DXラボ編集部そこ、今日ちゃんと整理しましょう。指標の作り方から、悪化したときにどこを疑うかまで話します。
よりひとお願いします、それ知りたかったんです。

なぜ「架電数」だけでは判断を誤るのか

営業マネージャーが週次の報告で最初に見る数字は、たいてい架電数です。しかし架電数は活動量を示すだけで、成果とは直接結びつきません。架電数が増えても商談が増えないケースは、現場でよく起きています。

具体例として、ある製造業の営業部門では、架電数を月次目標に掲げていました。担当者は目標達成のために架電数を積み上げましたが、実際は同じ相手に短時間で何度もかけ直していただけでした。数字上は活動量が増えても、実際に話せた相手の数は変わっていませんでした。

別の例では、ある人材紹介会社で、架電数と商談数の差が大きく開いていました。原因を探ると、リストの質が落ちていて、架電先の多くがすでに他社の求人に応募済みだったことが分かりました。架電数だけを見ていては、この原因にはたどり着けません。

架電数だけを追う運用のよくある失敗は、活動量と成果を混同することです。架電数が伸びていれば「頑張っている」と評価されがちですが、それが商談につながっているかは別の話です。評価の軸を架電数だけに置くと、担当者は「かけた回数」を稼ぐ行動に寄りがちになります。

さらに、架電数だけで評価すると、質より量を優先する行動が定着してしまうというリスクもあります。同じ相手に浅い会話を何度も繰り返すより、接続まで至った会話の中身を見なければ、次の一手は見えてきません。

判断に迷ったときは、架電数の増減だけで一喜一憂せず、後述する接続数・商談数と一緒に並べて見る習慣を持つことが出発点になります。架電数は入口の数字であり、そこから先の歩留まりを見ないと、活動の質は分かりません。

架電数・接続数・商談数を分けて見る意味

架電活動は、電話をかける→相手が出る→話が進む、という段階を経ます。この段階をそのまま指標にしたものが、架電数・接続数・商談数です。段階を分けて見ることで、どの工程で活動が止まっているかが見えるようになります。

架電数は発信した回数、接続数は相手が応答して会話が成立した回数、商談数はそこから次の商談につながった回数を指します。この3つを分けずに「今月の成果」とひとくくりにすると、原因の切り分けができません。

具体例として、ある不動産会社の営業部門では、架電数は前月と変わらないのに商談数が減っていました。接続数を確認すると横ばいで、商談化率だけが下がっていました。つまり問題は「話せた後」のトークの質にあったことが分かりました。

逆のケースもあります。ある士業事務所の営業担当では、接続数自体が減っていました。原因は架電する時間帯が偏っていたことで、相手が電話に出やすい時間を外していました。この場合、トークを直しても効果は出ません。

このように、同じ「商談が増えない」という結果でも、原因は接続数側にあることもあれば、商談化率側にあることもあります。段階を分けて見なければ、正しい対策は打てません。指標を分けることは、対策を間違えないための前提です。

さらに言えば、指標を分けることは評価の公平さにもつながります。接続できた件数が少ないのに商談が少ないと責められるのと、接続はできているのにトークで落としているのとでは、担当者に必要なアドバイスがまったく違います。

指標ごとの定義をそろえる

指標を分けて見る前に、まず言葉の定義をそろえる必要があります。「接続」や「商談」の意味が担当者ごとに違うと、数字を比べても意味がありません。定義がずれたまま集計している組織は少なくありません。

具体例として、ある営業チームでは、担当者Aは「相手が名乗った時点」を接続としてカウントし、担当者Bは「1分以上会話が続いた場合」を接続としていました。同じ「接続率50%」という報告でも、中身がまったく違っていました。

商談数の定義も同様です。「日程が決まった」を商談化とするのか、「興味を示した」を商談化とするのかで、数字は大きく変わります。アポイントの定義が曖昧なままだと、商談化率を改善する施策も的外れになります。

以下は、指標ごとに定義と、悪化したときに疑う場所を整理した表です。

指標何を測るか悪化したときに疑う場所
架電数発信した件数リストの残数・稼働時間
接続数相手が応答し会話が成立した件数発信する時間帯・番号の種類
商談化数次の商談・訪問につながった件数トークの内容・見極めの基準
再架電対象数不在・保留などで再度かける必要がある件数リスト管理・かけ直しの運用

表のように、指標ごとに悪化したときに疑う場所が異なります。架電数が落ちればリストや稼働時間を、接続数が落ちれば時間帯や発信元番号を、商談化数が落ちればトークの内容を確認する、という順番で切り分けます。

よくある失敗は、指標の定義を決めないまま集計だけを始めてしまうことです。後から定義を変えると、過去のデータと比較できなくなります。運用を始める前に、定義を文書にして共有することが、後の混乱を避ける最短の方法です。

接続率をどう読むか:時間帯とリストの質

接続率は、架電数に対して実際に会話が成立した割合を示します。接続率が低いときに最初に疑うべきは、トークの内容ではなく、時間帯とリストの質です。会話が始まっていない段階の問題を、話し方の問題として扱ってしまう失敗が目立ちます。

具体例として、ある卸売業の営業部門では、日中の時間帯にまとめて架電していました。接続率が伸び悩んでいた原因を調べると、架電先の担当者が外出しがちな時間帯に集中してかけていたことが分かりました。時間帯を分散させただけで、接続率は改善しました。

番号の種類も接続率に影響します。携帯番号への架電と、固定番号への架電では、応答の傾向が違います。個人向けの携帯番号は不在着信が多くなりがちで、法人の固定番号は受付を経由する分、接続までの手間が変わります。

以下の手順で、接続率が落ちたときの原因を切り分けます。

図手順
  1. 1時間帯の偏り架電が特定の時間帯に集中していないか確認する
  2. 2リストの鮮度同じ相手に何度もかけていないか確認する
  3. 3番号の種類携帯・固定・代表番号の比率を確認する
  4. 4発信元の表示相手側に不審な番号として見えていないか確認する
接続率が落ちたときに確認する順番

よくある失敗は、接続率が下がった原因をすぐに「担当者の電話の出方が悪い」と結論づけてしまうことです。実際にはリストの重複や時間帯の偏りが原因であることが多く、担当者を責める前に運用の仕組みを見ることが必要です。

社内で決めておくべきは、接続率を週次で振り返る際に、時間帯別・リスト別に分けて集計する仕組みです。全体の平均値だけを見ていると、偏りが隠れてしまいます。

よりひとなんかすごく理にかなってる話なんですけど、これって経験がなくてもできますか?時間帯とかリストの見方とか、感覚がいる気がして。
ユウト電話DXラボ編集部感覚じゃなくて、数字を並べるだけでいいんです。接続率を時間帯別に分けて表にすれば、偏りは誰が見ても分かります。
よりひとあ、そうか。分析というより、集計の仕方の問題なんですね。
ユウト電話DXラボ編集部そうなんです。経験がある人ほど「勘」で判断しがちですが、経験が浅い人の方が、素直に数字を分けて見られたりします。

商談化率で見えること:トークか、見極めの基準か

接続率が保たれているのに商談が増えない場合、問題は「話せた後」にあります。商談化率が低いときに疑うのは、トークの内容そのものか、あるいは商談と判断する基準が厳しすぎないか、の2点です。

具体例として、ある教育サービスの営業部門では、接続率は横ばいなのに商談化率だけが下がっていました。録音を確認すると、担当者が相手の反応を待たずに次の質問へ進んでしまい、一方的な質問が続く会話になっていました。

別の例では、商談化率が下がったのはトークの問題ではなく、商談と認める基準が厳しくなったことが原因でした。ある会社では、上長が交代したタイミングで「日程が決まったものだけ商談」という運用に変わり、数字上は商談化率が下がったように見えていました。

このように、商談化率の低下は、トークの質の問題と基準の変化の、どちらが原因か切り分けて確認する必要があります。基準が変わっただけなら、トークを直しても数字は改善しません。

社内で決めておくことは、商談化の基準を変更した場合、その旨をチーム全体に共有し、過去の数字と地続きで比較しないルールを作ることです。基準変更を黙って行うと、担当者の評価が不当に下がることがあります。

もう一つの確認点は、商談化率を担当者単位で比べる前に、担当者が扱っているリストの質をそろえているかを見ることです。難しいリストを担当している人の商談化率が低いのは、能力の問題とは限りません。

再架電が必要な件数をどう可視化するか

架電数・接続数・商談数を並べるだけでは見えないのが、再架電が必要な件数です。不在や保留で終わった相手は、放置すればそのまま機会損失になります。この件数を可視化していない組織は多く見られます。

具体例として、ある卸売業では、1日に発信した件数のうち、不在で終わったものが半数近くに上っていました。しかし再架電のリストは担当者の手元にメモとして残るだけで、組織として管理されていませんでした。担当者が異動すると、そのリストごと引き継がれずに消えていました。

再架電が必要な件数を可視化するには、通話結果を「成立」「不在」「保留」「拒否」のように分類し、それぞれの件数を週次で追う仕組みが必要です。「不在」を放置件数として見える化するだけで、対応の抜け漏れは大きく減ります。

以下の図は、人の架電のみで再架電を回す場合と、条件を分けて運用する場合の違いを示します。

図比較
人の架電のみ
条件を分けて運用する場合
かけ直せる件数
担当者の空き時間に依存する
あらかじめ決めた優先順位で回せる
記録の残り方
担当者のメモに残りがち
通話結果として組織に残る
時間帯の広さ
担当者の稼働時間内に限られる
時間帯を分けて設定できる
再架電の回し方を人だけで担う場合と条件を分けた場合

よくある失敗は、再架電の優先順位を決めずに、古い順・新しい順といった機械的な順序で回してしまうことです。反応があった相手を優先する、断り理由によって間隔を変えるなど、優先順位のルールを決めておくと、限られた時間の使い方が変わります。

社内で決めておくべきは、再架電の対象をいつリストから外すかです。何度かけても応答がない相手をいつまでも残していると、リストが膨らみ続け、優先順位づけ自体が機能しなくなります。

社内で決めておくこと:集計単位と報告頻度

指標を分けて見る仕組みができても、集計単位と報告頻度を決めておかないと、運用が続きません。誰が、いつ、どの単位で数字を出すのかを先に決めておくことが必要です。

具体例として、ある営業チームでは、指標を分けて見る取り組みを始めたものの、集計が月次でしか行われていませんでした。月末に接続率の低下に気づいても、原因を確認したときには時間帯もリストの状態も変わってしまい、原因の特定が難しくなっていました。

週次で振り返る場合と、日次で振り返る場合では、見える問題の粒度が変わります。日次では時間帯の偏りに気づきやすく、週次では担当者ごとの傾向に気づきやすくなります。報告の頻度は、確認したい問題の種類に合わせて決めます。

以下は、社内で決めておくと運用がぶれない項目です。

  • 集計単位:架電数・接続数・商談数を、担当者別か、リスト別か、どちらを基本単位にするか
  • 報告頻度:日次・週次・月次のどれで振り返るか
  • 定義の変更手順:商談化の基準などを変える場合、誰の承認を経るか
  • 再架電の除外基準:何回・何日不在が続いたら対象から外すか

よくある失敗は、指標を作った担当者が異動すると、定義や集計方法が引き継がれずに崩れてしまうことです。定義と集計方法を文書として残しておくことで、担当者が変わっても運用を続けられます。

これらを決めておくことは、指標そのものを作ることと同じくらい重要です。数字を分けて見る仕組みがあっても、続けられなければ意味がありません。

よりひとでも、うちみたいな会社だと、担当者が数人しかいなくて、そこまで細かく集計する余裕がない気がするんですけど…。
ユウト電話DXラボ編集部規模が小さいほど、実はやりやすいんですよ。指標が3つ、4つくらいなら、表計算ソフトで十分回せます。
よりひとそうなんですか。もっと大きなシステムがいるイメージでした。
ユウト電話DXラボ編集部大事なのは道具じゃなくて、定義をそろえることと、続ける頻度を決めることです。そこさえ決まれば、規模は関係ないんですよね。

判断に迷う場面での考え方

指標を分けて見ていても、複数の数字が同時に悪化することがあります。そのときにどこから手をつけるか、判断の順番を決めておくと迷いません。

基本の考え方は、入口に近い指標から確認することです。架電数が減っていないか、接続数が減っていないか、商談化率が減っていないかの順に確認します。入口が詰まっているのに出口の対策をしても効果は出ません。

具体例として、ある会社では商談数の減少に気づいた際、まずトークスクリプトを見直しました。しかし実際の原因は架電数そのものが減っていたことで、リストの補充が追いついていなかったことが分かりました。出口から先に手をつけると、原因を見誤ります。

指標の運用は、いきなり全部を整えるのではなく、段階を踏んで育てていくものです。

図段階
LEVEL 1集計だけしている段階架電数だけを数え、成果との関係が見えていない
LEVEL 2定義をそろえた段階接続数・商談化数を分けて集計し、原因を切り分けられる
LEVEL 3原因を追える段階時間帯・リスト・トークのどこに問題があるか、根拠を持って説明できる
架電KPI運用が育っていく3段階

判断に迷ったときのもう一つの目安は、同じ条件で比較しているかどうかです。担当者Aと担当者Bの商談化率を比べる際、担当者Aが難しいリストを担当していれば、単純比較はできません。条件をそろえた上で比べる意識が必要です。

よくある失敗は、数字が悪化した瞬間に、担当者個人の責任として片づけてしまうことです。指標が悪化した原因は、仕組みの側にあることが多く、個人の努力不足と決めつける前に、時間帯・リスト・定義の3点を確認する順番を守ることが大切です。

まとめ:まず何から始めるか

明日からできることは、今の架電活動を「架電数」「接続数」「商談化数」「再架電対象数」の4つに分けて、まず1週間分だけ集計してみることです。すでにあるデータを分けて並べ直すだけで、どこが詰まっているかが見えてきます。

ただし、この手順を人の電話だけで回そうとすると、詰まりやすい場所があります。再架電の件数が積み上がったとき、担当者の手が空いている時間でしか対応できず、優先順位をつけて回す余裕がなくなることです。件数が増えるほど、人の手作業では追いつかなくなります。

この壁をAI音声エージェントによる架電に任せると、変わる点があります。時間帯を選ばずに再架電を繰り返せるため、担当者の空き時間に依存しなくなります。会話の記録がすべて残るため、次に誰が引き継いでも接続率・商談化率の集計がそのまま続けられます。

向き不向きは、扱っているリストの件数や、商材の性質によって変わります。まずは自社の架電数・再架電件数がどれくらいの規模かを整理したうえで、無料相談で自社の条件に当てはめて確かめてみてください。

Contactお問い合わせ

電話営業の悩み、
一度整理しませんか。

受付で止まる、架電の数が足りない、
反響への折り返しが遅れる。
いま困っていることを聞かせてください。AIに任せられる範囲も含めて、御社に合う形を一緒に整理します。

お問い合わせ資料を受け取る

Other Blogその他のブログ記事